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2008年 11月 15日
谷川俊太郎・御徒町凧 朗読会
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2008.11.8(Sat) in 浅草・木馬亭


未だにあのときの心地良さがこの胸に。
朗読会ってこんなに楽しいものだったんだ。
なんかねぇ・・ホントねぇ、良い雰囲気だったんですよ♪
あの谷川さんとおかちゃんが一緒に朗読会をするなんて、こりゃ歴史的瞬間だわと思っていましたが
始まってしまえばそんなかたっくるしいこと忘れちゃうぐらい・・楽しかったの一言。
過去2回の嘔吐会で感じたような張り詰めた空気感もなく、すごく自然なおかちゃんがそこにいて
これがまた・・ふたりでボケとツッコミ状態!
あ、もちろん詩を詠んでるときは真剣ですが(^^;
とにかくふたりの会話が面白すぎて、笑いっぱなしでした。

谷川さんって・・あんなに可愛らしいおじいちゃまだったなんて。
ものすごく小柄な方なんだけどピンと伸びた背筋がすごく印象的だった。(今年76歳ですって!)
それでいて仕草はすごくチャーミングで、おかちゃんとの会話もホント対等なんだよね。
若い人とあれだけ掛け合い良く話せるっていうのは、やっぱり感覚が若い証拠なんだろうなぁ。。
・・とはいえおかちゃんが若いわりに仙人みたいなとこあるから、どっちもどっちか?ヽ (´ー`)┌

「五月の嘔吐会」のときにも使われた今回の会場。
村井さん(ナナロク社)の前説のあと、谷川さんとおかちゃんが座布団持って登場。
机を挟み上手に谷川さん、下手におかちゃんの並び。
谷川さん、跪(ひざまず)くなりネコの伸びのようなポーズを取り、なんちゃらのご挨拶(?)を披露。
飲み物は自ら持参。ドトールで買ったらしきアイスコーヒー。

5月のときは坊主だったおかちゃんも、今ではすっかり髪も伸びて。
帽子被ってないおかちゃん久々に見たなぁ~☆
いつもの眼鏡に・・なぜか半纏姿!!
これが妙に似合ってるというか、その姿が可愛くて(萌)
あとでブログ読んでわかったけど、お家にいるときの格好らしいね。
そして半纏は亡くなったお婆ちゃんの手作りだったとは。
どんなオシャレなもの身に着けるよりも、素敵なおかちゃんでした。

そんなリラックスした雰囲気の中、朗読会の開始。
基本的におかちゃんはハンドマイクで、谷川さんはスタンドにしたり外したりと
詩の詠み方も各々。

先行は御徒町詩人で!
最初に詠んだ詩は「声」というもの。(←森山さんの楽曲とは別物です)
短い詩だった。でも内容は憶えていない。
そうなんだよ・・悲しいことに詠まれた詩のほとんどは、内容なんて憶えちゃいない。
詠まれた一瞬のそのときの感覚でしか残っていない。

おかちゃんと谷川さんが交互に詩を詠むスタイル。
そして詠んだ詩を見せ合いっこしたりして、あーだこーだの感想を。そこから話しが弾む。
お喋りに夢中になりすぎて、谷川さんは何度か「今度どっちが詠むんだっけ?」状態に(笑)
なんでもおかちゃんの詩が自分が書く詩と似ていて、
さっき自分が詠んだと錯覚してしまうことが多々あったらしい。
「盗作されてるのかと思った」とまで言っていた(笑)
おかちゃん・・こんなこと言ってもらえて照れくさそうに喜んでました。

「嘘ばっか」おかちゃんがこんな詩を詠んだ。
最近では宝美ちゃんに「嘘でもいい」という詩も書いているけれど。

嘘でもいい 嘘でもいいから 未来を見せてよ

そう宝美ちゃんが歌ってる半面、

ここは嘘ばっかが支配する世界だから 嘘ばっか

そう唱えてるおかちゃんもいる。
(これ、昨日書いたばかりの詩、と言っていたかな。こっちの方が最近だ!)

「嘘」この言葉に妙に反応してしまう自分。
たぶん昔から、好きな言葉なんだと思う。
言葉自体には負のイメージだけれども、わたしにとっては心の琴線を打たれる言葉。
嘘・・わたしはこの言葉が使われてる詩に弱い(←好きの意で)


「詩なんて最初から嘘っぱちだ 」←谷川さん名言

たとえば「わたし」と主語にして書くとする。
するとそれがイコール詩人だと思われてしまうのがよくない傾向だと。
つまりのところそう受け取ってしまう読者が悪い(笑)
自分は子供になったり女性になったり、若い男性になったり、いろんなシチュエーションで
詩を書いているのに、それを自分のことだと勘違いされて詮索されても困ると。
わかりやすく言うと失恋の詩を書いたら、谷川さん失恋したんですか?って受け取られてしまう
ナンセンスさ。いや、違うけど・・っていう(笑)
書いたことが嘘になってしまう。そうじゃないんだけど。

「だから僕は最初から詩なんて嘘ですって言って始めたんです」と谷川さん。

それに頷く反面、「でも」とおかちゃんは、どこかに自分の姿勢が反映されたりはしますよねと。
お互いに謙虚な面持ちでありつつもちゃんと自分の意見を相手に伝えてたのが
若手詩人と大御所詩人という関係性を越えて正面から向き合ってるなぁって・・
当たり前のことが当たり前のように目の前でなされていた。
ただそれだけのことが、気持ちいい。

ここで取り立てて言うことでもないのですが、今まで谷川さんが書かれてきた詩は
実に豊富だ。いろんな題材があり、いろんな主人公がいる。
今日は女性のお客さんが多いから可愛い詩を詠もうかな、とそんなことにも対応出来たり(笑)
あと、子供になって詠んでる詩もすごく多いのね。
そういう詩を詠むときは、谷川さんは子供口調になって詠む。

おこがましい言い方ですが・・やっぱり谷川さんは朗読自体が上手い。
聞こうとしなくても、自然と入ってくる。
あれです、ニッポン昔話のナレーションみたいな感じ(笑)
詠み方に感情があるんだよね。
反面おかちゃんは淡々と、抑揚がない感じで詠むので、ときどき言葉がスムーズに
アタマに入ってこないときがある。
「詩の朗読」って、奥が深いな。
紙に書かれた縦詩であれば、読み手の個人的感覚のみで完結できるけれども
「詠んでもらう」ことによって受ける感覚はまた違ったりするわけで。
それもまた、あえてポエトリーリーディングに参加する醍醐味。


歌詞になった詩を詠もうかと思います、と言って朗読されたのが
「坂の途中の病院」

ここにきて森山楽曲を出してくるとはちょっと意外だった。
今まで直ちゃんのことはチラつかせずにやっている印象があったし、
こっちとしてもそれは別に望んでることでもなかったから、それでいいと思ってたんだけど
きっと今、おかちゃんの中では間口が凄く広い状態にあるんだなって思った。
もうそんなこともどーでもいいと(笑)
今日ここで詠みたい詩を詠む。ただそれだけのことなのだ。
なっがぁぁーーーいあの詩を詠み終えたあと、谷川さんからは思ったとーりの言葉が。

「こ、これ歌になってるの!?へぇ~~~!」

「そうなんです・・僕もびっくりしたんですけど。あ、こいつ歌ってる・・って(笑)」

「誰が作ったの?」

「森山直太朗っていう・・」

「彼が歌にしたんだ。ほぉーーー」

「ちょっと変わってるんでしょうね」←めっちゃ他人事のおかちゃん!笑

そんな会話がなされていました。
これCDになってるの?と谷川さん相当興味津々でした。

僕もちょっと長めの詩を詠んでみようかなと谷川さんが選んだのは「詩人の墓」
これは物語のような詩でした。
思わず谷川さんの朗読に聞き入ってしまった。そしてこの詩すごくわたしは好きでした。
このとき、ふとおかちゃんに目をやると、体育座りしてるじゃないか!(笑)
組んだ腕に顎を乗せながら。
やっぱねぇ、そのスタイルしちゃいますよね(^^;
どこか虚ろげに一点を見つめながらおかちゃんも聞き入っていた。
こっちから見てると、おじいちゃんの話しを一生懸命聞いてる孫の図であった♪


谷川さんが介護関係からの依頼で書いたという詩のあと、
「死」について「死ぬこと」についての会話をするふたり。
おかちゃんも言ってたけど、どうも「死」というのはマイナスなイメージが付きやすいんだけど
自分は結構当たり前のように考えてることだから・・と、
そして谷川さんとの会話はやっぱり違和感なく進む。
そう、そうなんだよ。重苦しさなく、こういう会話は出来ることなんだよ。
目の前でこのふたりがしてる会話は自分にとっても何の違和感もない内容だった。

そのタイミングもあってか、
今日は詠もうと思って来たとおかちゃん自ら告白。それはもちろん、

「生きてることが辛いなら」

これを詠み終えたあとの、谷川さんの開口一番が素晴らしかった。

「小さく死んだこと、ありますか?」

これを投げかけることが出来たインタビュアーは今まで誰もいないよね。
やっぱ観点が違う。っていうか、そういうとこだったりする、聞きたいことって。
さすが谷川さんだなと思った。

おかちゃんは即答で。
「ありますよねぇ。いっぱいあります」

谷「ちなみに小さく死ぬって・・フランス語では”オーガニズム”って意味なんですよ」

凧「あぁ~だったら毎日ですよね。って、あ、みんな引いちゃった」

一同ポカーン(笑)
そのあともおかちゃん「2~3日にいっぺんは」
・・・(-_-;;

「そんな個人情報誰も聞いてないですよ!!(汗)
僕は小さく死ぬの意味を言っただけであってなにを・・(笑)」と苦笑してる谷川さん。
すみません谷川さん!このしとの言ってること気にしないでください!(^o^;

あぁ、なんだか「生きてることが辛いなら」がある意味でとても健康的な歌に思えてきたり
思えてこなかったり・・(爆)

この曲に関する一連の報道については、谷川さんは何も知らなかったようで
おかちゃんの口からちょろっと説明してたんだけど
自殺を助長してるとか言われて・・と若干愚痴ってました(笑)

「それだけ詩の力がすごいってことですよ」

谷川さんは何の迷いもなくそう放った。
そうなんですかねぇ、とおかちゃんはぼんやりと応えていた。

未完の原稿を束で持ってきてるおかちゃんに対して
谷川さんはあんまり持ってきてなかったらしい。
すごいねぇ~!とひたすらその束を見て感心していた。
こんだけいっぱいあるんだから、沢山詠みなよ、と(笑)

何の流れでだったか忘れたけど、なぜ詩人になったかという話しで
そもそも、谷川さんは詩を書こうと思って書き始めたわけじゃなかったそうです。
学生時代に友達が同人誌を作るというので書かされて、それがきっかけで
やってみたらなんか出来た、だから詩人になった、そんな感覚だったそうです。

谷「どちらかと言ったら、ラジオを組み立てで作ったりとかしてる方が好きで・・」

凧「半田ごてとかで」

谷「そんな簡単じゃないですよ!」←ムキになって否定する谷川さん

笑!!
半田ごてはホントに初歩的だから・・と、そこは譲れなかったらしい(笑)

そして年を取ったという感覚は谷川さん自身全くないそうです。
「でも優先席には座るし、映画も1000円で観ますけど(笑)」←そこはちゃっかり76才

反面おかちゃんは物心ついたときから自然と詩を書いていて、
なにか感想文を書かなきゃいけないときにも、詩で提出していたそうです。
担任が国語の先生だったのもあってか、ちゃんと受け入れてもらえてたそうで
その形式でダメとも言われなければ、取り立てて評価されたわけでもなかったけど
最近、昔の文集とかを読み返して「おれって詩で書いてたんだ・・」って気づいたそうです。


くだらない詩だと思うんですけど、と前置きしておかちゃんが詠んだのは
「センチメンタルは行き過ぎて」
(くだらないと自分で言いつつも、おかちゃんはこれ気に入ってると思う。笑)
去年になるのかな。ナオト・インティライミのライブでセッションをした詩。
わたしはこのときのを知ってるので、おかちゃんが詠んでると自然とアタマの中で
あのときのようにメロディーが鳴っていたのですが、
これは谷川さんあんまり理解出来なかったみたい(笑)
このときばかりは谷川先生からお言葉が。
「ちょっと盛り込みすぎじゃない?(言葉に)付いていけないんですよ、
ひとつひとつは面白いんだけど。勿体無いですよ、もっと言葉を大事にした方が。
・・ラップとかやるの?」

「これですか?」←ラッパーの手マネをするおかちゃん

笑!!!
ラップはやらないですけど、これは・・と、いちお自分なりにこの詩が面白く作れたことを
説明していました。
でもね、谷川さん、絶対に否定はしないんだよ。
それはすごく感じた。
どんな作品も否定したりはしない。

こんな感じで詩の朗読とお喋り半々の割合だったかな。
詩もそうなんだけど、おかちゃんとの会話の中で・・・
谷川さんから教えてもらうことってのはすごく多くて、
それこそおかちゃんと一緒に「へぇ~・・」って感心しちゃうことばかりで。
もうホント書き切れなくて申し訳ないんだけど、ユーモア溢れた谷川語録が沢山あって
生き字引っていうんでしょうか・・知らなかったこと沢山知れたし(小さく死ぬの意味とか?爆)
やっぱり長く生きてる人から教えてもらえることってまだまだ沢山あるんだなって・・
すごくそう思いました。

最後の方は谷川さんの提案で、「みなさんから質問とかはないの?」と。
そういう触れ合いがあった方がお互いに近い関係になれるし、と。
おかちゃんは今回そういうことしないつもりだったみたいだけど、せっかくなので
しばし質問ターーイム☆

Q.ふたりの出会いは?

最初に会ったのは友部さんの朗読会で。7~8年前?
おかちゃん曰く「そこで一篇、詩を詠まされたのを覚えてる」と。
若手の詩人が来てるからってことで友部さんに指名されたおかちゃん。
そこで「じゃぁオカマさん・・」って言われたそうで、いや、オカマじゃないから、御徒町ですって。笑
友部さん天然っぽいけど・・(^^;
若かりし御徒町青年、そこに居合わせていた谷川さんと
まさか数年後にこうして同じ土台で詩を詠んでるなんてそのときは想像もしてなかったんだろうなぁ。

ちなみに谷川さん普段は人の名前を覚えないんだけど、御徒町凧っていうのは嫌でも覚えちゃうよねって
「でも面倒くさいからタコタコって言っちゃう(笑)」らしいです。


Q.詩は手書きですか?それともパソコンですか?

谷川さん即答で
「最初っからワード2003です」

みんなで「へぇぇーーー!(驚)」
谷川さん、手書きは一切しないそうです。
ワープロからパソコンに移ったそうですが、それこそ昔はまだディスプレイが2行しかないときから
使ってるそうです。
あれは使いづらくて嫌だったと(笑)
「詩人は意外とそういうの取り入れるの早かったですよ」と。
自分の字が嫌いだし、漢字忘れてるから辞書引くの面倒くさいしで(笑)パソコンが良いそうです。

昔、カフェの紙ナプキンに詩を書くというのが流行って自分もやってみたけど
詩は出てこないし、書きづらいしで、全然ダメだったと言っていました。
おかちゃんもこれはやったことあるって言ってました。
そういえばおかちゃんも手書きではなくパソコンで残してるよね。
・・・メールで送られてきた詩をあえて自分の手で書き直す人もいますけど(笑)
詩人だから直筆~っていうことでもないみたいですね。
単なるイメージだな(笑)なんか手書きで書いてそうっていう。


Q.谷川さんに質問。御徒町さんのことをどう思ってますか?

まだ数回しか会ったことないし、ここで初めてこうして向き合ってるぐらいの関係なので
今の段階ではまだ何とも言えない。
これから詩も人柄も知っていく過程だから・・とのこと。
ちなみに今まではおかちゃんのことを「とっつきにくい人」と思ってたらしいです(笑)
でも今日一緒にやってみたら、よく喋るし、テンポも似てることがわかったから
これから良い付き合いが出来るんじゃないかなって。

とっつきにくいと思われてたおかちゃん。
「単純に緊張してたんだと思います。あとやっぱり最初は構えてたから」

トロムソとか一緒に旅行に行ってたぐらいだからすでに仲が良いのかと思ったら
今まではそれほど喋ってなかったらしいです(笑)
なんだぁ~。それにびっくりでした。
だってこの朗読会でのふたりは、初めてとは思えないほどテンポ良いし、
なんか・・合ってる。
空気感がいいんだよね。このコンビは!


Q.誰かに詩を贈りたくなるときはありますか?

谷川さんは即興では詩を書くことが出来ないので、そういうことはほとんどないそうです。
おかちゃんもほとんどないけど「突発的にやってることはあると思う」との回答。
それこそ自分は推敲が出来ない、書き捨てで詩を書くタイプだから、と。
反面、谷川さんはものすごく推敲をするそうで
締め切りの1ヶ月前には土台が出来上がってないとイヤなんだそうです(笑)
それを時間かけて推敲していく過程が楽しい、と。
職人的な感覚に近いかもなって言ってました。

似てるふたりとはいえ、詩の書き方は全く違うんだねぇ~。
はぁー面白い。

タイムキーパーの谷川さん「あ、お時間です」

えぇーー!!めっちゃ話しの途中だし、詩で〆ないんですか!?(笑)

谷「ひとまずここを去らねばいけない・・」

凧「なんですかその、もう一度出てくる的なニュアンスは(笑)」

ホッ(^^;アンコールがあるらしい。
拍手の中ふたりは退場するも、すぐに谷川さんだけ出てくる。

「ずっと座ってたから足が痺れちゃって・・(笑)」と言っていましたが、
いやいやいや・・本当に全くヨタってませんから!
立ったままで、谷川さんが詠んでくれたのは「生きる」という詩。
これは前回の嘔吐会でわたしもこの詩だけが載ってる単行本を買わせてもらったのですが、
谷川さんは文庫本を手に詠んでいました。
そっかぁ、元々は文庫本に載ってる詩だったんだね。そういうこと何も知らず(^^;
活字で詠むより、谷川さんが詠んでくれたほうが心に入ってきました。
なんだかメロディみたい。谷川さんの声って本当に心地良い!

そして、おかちゃんにバトンタッチ。
途中脱いでた半纏(暑かったのかな?)をまた着て出てきた。
本当は「それでしかないもの」という詩を詠めと言われてたそうですが
やっぱり今朝書いた詩を詠みますと勝手に内容変更してました。
「それでしかないもの」どういう詩だったのかなぁ。
もしかしたら、12月に出る詩集に載ってるのかもね☆(だから詠めと言われてたとかさ。笑)

今朝書いた詩、書き捨て型のおかちゃんの気持ちがそのまま現れていた詩。
この詩に意味はないのだろう。
それでいい。それがいい。
そしてわたしもいつか忘れてしまうのだから。

たまたまだと思うけど・・100分の朗読会でした。
(人間の集中力とサッカーのゲーム時間は100分と誰かさんも言ってたっけ☆)
楽しかったなぁ・・!
終わったあと、心からそう思えるって、なんて素敵なことなんだろう。

おかちゃんがきっかけでなかったら、自分の人生の中でこうして
谷川さんそのものに触れる機会ってもしかしたらなかったかもしれない。
どんな動機であれ、きっかけであれ、出会いの連鎖である。
わたしはそれを大切にしていたい。
良い出会いもあれば、悪い出会いもある。全部ひっくるめて。

今朝書いた詩を詠み上げた後、おかちゃんは満足そうに「オォーゥ!」と一声あげ
ガッツポーズにも似たしぐさをしてみせた。
その笑顔はとても朗らかで、お互いにいい時間を過ごせた証でもありました。


谷川俊太郎・御徒町凧 朗読会_f0093358_14113142.jpg

そしていつものごとく、おかちゃんは詠んだ詩を置き去りにここを立ち去ったのであった☆


by naotaro-diary | 2008-11-15 21:41 | 御徒町凧


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